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メゾン マルジェラ:レプリカ レイジー サンデー モーニング

MAISON MARGIELA FRAGRANCE

REPLICA LAZY SUNDAY MORNING(2013年)

調香師:ルイス・ターナー

おすすめ度:★★☆☆☆

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(公式HPより)

あれは2017年の夏、ハワイでフレグランスをまとめ買いした時の1本が、このレイジー サンデーモーニングだ。香りよりも、それ以上にその名前とパッケージに惹かれて、購入した。

その頃、このレプリカシリーズは、まだ日本に入ってきていなかったか、入っていても注目されていなかったのかもしれない。

当時書いたクチコミを見ると、

「やや個性に欠けるが、嗜好性の高い清潔な香り、ローズ調、ロマンチックなコンセプト、シンプルなパッケージセンスなど、日本ではもっともっと認知されても良さそうなフレグランス。このクチコミが最初というのがかなり不思議に感じる」

と書いている。とても偉そうだけど、これが作風なので許してほしい。

 

その後、まさかの予想通り、レプリカシリーズは瞬く間に人気が出て、さらにこのレイジー サンデー モーニングは、レプリカを代表するNO.1ベストセラーとなっている。


それはさておき、レプリカのコンセプトは、香りの記憶で、それぞれのシーンを再現した香りが人々の潜在意識に語りかけ、記憶やムードの再現とのことで、ラベルには、香り思い出のシーンが記されているとのこと。

そしてこのレイジー サンデー モ―リングは、2003年、イタリアのフローレンスの清々しく晴れた日曜の朝。洗い立てのリネンのシーツがなめらかに肌を包み込む。いつまでもこのままでいたい、フレッシュでゆっくりとした落ち着きのひと時を再現したとのこと。


トップはフルーティ・グリーン。

少しカサカサしたペアと、良くいえばフローラルの生花のような、ミュゲの生臭さ(アルデヒド)が鼻に付く。正直、まとまり感に欠けるようなオープニングだと思う。

 

ミドルはフローラル・グリーン。

青っぽいミュゲを中心に、バイオレットグリーンが加わることで、フローラルのボリュームが出てくる。さらに奥から、明るいローズやジャスミン、さらにはオレンジフラワーが加わりフローラルブーケ感が増していく。それらをパチョリやムスクが白イメージでまとめたような香り。

 

ベースはムスキー・ウッディ。

青みがかったミュゲ、ジャスミンやオレンジフラワーなどのホワイトフローラルの残香を、ムスクやパチョリ、サンダルウッドが包み込んでいく。かなりムスクがしっかり効いており、最後は石鹸調ムスクの白イメージでドライダウンしていく。

 

持続時間は3時間ほど。ピシッとしたフローラルの白イメージの香りなので、春先から初夏にかけた日中に向けているのではと思う。

 

終始、ミュゲの青さ、パチョリの硬さ、ムスクの白さが漂っていて、海外のリネンを思わせるような香り立ち。

まるで洗い立てのリネンを想起させるような、このフレッシュ感漂う青さや、清潔感溢れる硬さや白さ、そして手作りされたような可愛らしいボトルと、ストーリーが表現された美しい箱が、日本でも受け入れられたのではと感じる。

 

でも、40代男性が求める清潔な香りはと考えると、さすがにフローラルやパチョリの青くささや硬さが似合わないため、残念ながら、なかなか手が伸びない香りでもある。