今日はクリスマス・イヴ。そして今日は金曜日だ。
昨年とは異なり、街はクリスマス色に輝いている。
私自身は、もう何年も家族と過ごすクリスマスが当たり前になっている。
それでも、この聖なる夜を特別な香りで彩るのだとしたら、その相手はどんな香りが似合うのだろうかと、勝手に妄想してみた。
1.ルイ・ヴィトン:アトラップレーブ
2.ゲラン:グルマンコキャン
グルマンコキャンが放つ、濃厚で官能的な女性の甘さ。
スパイシーなローズとチョコレートとバニラの香り。フローラルの酸味や華やかさ、さらには官能的な甘さが、体温とともにフワッと広がっていく。
セクシーでデリシャス、さらには女性らしい温もりが感じられる、クリスマスの夜にぴったりな香りだと思う。
3.イヴ・サンローラン:リブレ
ラベンダーやシトラスの緊張感が、秋冬の乾燥した空気と調和しながら、フローラルやバニラの甘さが広がっていくような、グルマンコキャンのとろけるような甘さと対照的なクールでフェミニンな香り。クールに装ったその奥から解放されるからこそ垣間見える、内なる情熱的な赤さ。
そしてリブレに包まれた女性と、ジャージーで仕上げた男性は。これは絵になるのではと。
4.メゾン クリスチャン ディオール:ルージュトラファルガー
5.トムフォード:ジャスミンルージュ
ジャスミンはコクのあるフローラルを中心に、フルーティ、スパイシー、バルサミック、アニマリックなどさまざまな香りが合わさっていて、ジャスミンの香りそのものがまさにフレグランスともいえる。
そんなジャスミンをそのままフレグランスとして整えた香りがジャスミンルージュは、ドレスアップした最後の仕上げに真っ赤なルージュを塗るような、孤高の香り。
6.ピュアディスタンス:ホワイト
ホワイトが放つ光は、ゴールドの輝きに包まれている。それもそのはず、ホワイトはつけた瞬間、溢れる幸福感に包まれる、そんなポジティブな香りをつくりたい願いが込められている。
聖なる日に、幸福感に包まれることができる香り。
7.キリアン:ラブ ドント ビー シャイ
キリアンの口紅にはこの香りが賦香されている。
とろけるような甘さに吸い寄せられ、甘美なフローラルに身も心も蕩け、やわらかな甘さに陶酔する。
もし、目の前にこの香りをまとった真っ赤な唇があったとき、その誘惑に抗うことができる男性はいるのだろうか。