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アクア ディ パルマ:コロニア インテンサ オーデコロン

ACQUA DI PARMA

COLONIA INTENSA(2007年)

調香師:アルベルト・モリヤス、フランソワ・デュマシー

おすすめ度:★★★☆☆

 

画像:公式HP

 

アクアディパルマで、初めて手に入れた作品がこのコロニア インテンサ オーデコロンだった。普段、香りを確認せずに買うことを避けているのにも関わらず、コロニア インテンサはブラインド買いをした作品で、その理由は完全にミーハー買い。なぜなら、調香師が凄まじく、なんと、元ディオール専属調香師フランソワ・デュマシーと、大御所アルベルト・モリヤスの合作だったから。

 

このコロニアインテンサは、カリスマ的で独創的な魂のためにデザインされたこのエレガントなコロンであり、強くて自信に満ちたスタイルが反映されているとのこと。

 

トップはシトラス・スパイシー。

スプレーすると、爽やかなレモンと、みずみずしいベルガモットやオレンジの甘さがぶつかり合うようなオープニング。カルダモンのアロマティックなスパイシーが強く弾けることで、メンズらしさを増したレモンが優勢になってくる。

 

ミドルはスパイシー・ウッディ。

そんなアロマティックに包まれたビターシトラスを立たせながら、ジンジャーの抜けるようなスパイシー感が強く香り立つ。そこにネロリが添えられているため、やや押されていたベルガモットのみずみずしさやオレンジの明るさがパッと広がっていく。ビターなシトラスと眩しいシトラスの調和こそ、この香りの最大の見せ場であり、二枚目イタリア人男性の笑顔のように、爽やかさと陽気な色気が共存している。

そこから少しずつ明るさが抜けてくると、ジンジャーのアーシーな余韻と、奥からは香ばしいセダーウッドの深みを中心に、アクセントとしてハーバルなヨモギの苦みが香ってくる。

 

ベースはウッディ。

セダーウッドをメインに、湿ったレザーやバルサミックな甘さを香らせながら、ムスクが柔らかさを与えている。肌に乗せるとベンゾインの甘さが増すことで、色っぽさが強くなるように感じる。

やがて甘さが収まっていき、湿ったウッディレザーを香らせながらドライダウンしていく。

 

前半の1時間は、スパイシーを含んだビターなシトラスや、みずみずしいシトラスを楽しみ、後半は男らしい渋みや深みをどんどん増しながら、全体では3~4時間持続する。オーデコロンのわりにしっかり香りが残ると感じる。

 

アクアディパルマは、イタリアのカルロ・マニャーニ男爵が創設したメゾン。

1916年にイタリア初のオーデコロン「コロニア」が誕生した。このコロニアと名の一連のシリーズは、シトラスの爽やかさや、紳士然としたクラシカルな味わいだけでなく、陽気な一面や色っぽさが感じられる、いかにもイタリアらしい作品が多い。

 

そしてこのインテンサでは、コロニアらしいクラシカルなシトラスに、ピリッとしたスパイシーやアロマティック、さらにはウッディレザーの深みをより強めに加えることで、かなりマスキュリンな印象に仕上がっている。

それでもインテンサはオーデコロンであり、スプレーして肌に乗せると、爽やかなシトラスとスパイシーが一気に弾け、一方ウッディレザーの深みは肌に寄り添っている。シトラスの香り方がストレートで格好いい。奥には男らしい熱っぽい色気が漂ってくる。

夏の夜に似合うと思う。でも、この屈託のないストレートな感じが格好つけすぎているようで、逆に私には使いこなすのが少し難しいかなと感じてしまうのだ。